たびずきの旅日記

海外小ネタとおいしいもの、ステキな場所

インドのお祭り(写真多め・動画あり)

 お仕事で数回、インドへお邪魔しておりました。

 一度だけアポイントがなかなかとれず、取っても

「何で今(の時期に)来るの」と言われたりオーラを出されたり

した時がありまして、

なんでかなー、どうしてかなー、と思ったら

ガネーシュ・チャトゥルティー (गणेश चतुर्थी)と呼ばれる

マハラシュトラ州で主に行われるお祭りにばっちりかち合ってたのです。

 

 しかも最終日。それは皆さん塩対応になりますよね(笑)

 

 いわゆる「ガネーシャ祭り」。

 ヒンドゥー教の神様、ガネーシャ様を祀るお祭りです。

各家庭ではこのお祭りが始まる前に新しくガネーシャの像を買い、

数日間家に置いてお供えをするんだそうです。

<ガネーシュ・フェスティバル - Wikipedia>

街のあちこちに、小さいものから大きなものまで、ガネーシャ様が

飾られておりまして。

これくらいの小さなもの(多分家庭用)から

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こんなに大きなもの(…業務用?)まで

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何十体ものガネーシャ様が

ある場所に向かって、爆音ともいえるくらいの

トランスミュージックと、太鼓やシンバル、爆竹と一緒に練り歩きます。

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 それまでトランス自体あまり聞かなかった私ですが

ムンバイでガネーシャ祭りに遭遇してから、しばらくの間は

ガネーシャ祭り用のムンバイトランス(否ゴアトランス(笑))に

ハマってしまったほどです。

 

 そして練り歩きながら、人々は赤やピンクの粉をかけまくります。

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観光客にはかけないのでたぶん大丈夫ですけど、意外に飛んでくる…

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夜になってもお祭りはつづいて、主要道路は人とガネーシャ様、

ギラギラの電飾に爆音トランスが響き、

ナチュラルハイになった皆さんが、ドラムの音に合わせて

一人、また一人と踊りだし、大きなムーブメントに。

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土で作ったガネーシャさんをぞろぞろと運び、海へ流して還します。

人の波のなかでボーっとみていたのですが

最終的には私たちも知らない人に手をグイッと引かれて

一緒にテンション高く踊ってしまったことは内緒です(笑)

【どんな感じかの動画はこちら】Ganesh Festival 2015 - YouTube

Best Dhol Tasha ever played for Ganesh Chaturthi 2015 (Vile Parle Ka Raja) - YouTube

 

 ムンバイの場合、このガネーシャの多くはジュフービーチに集まります。

海へ流すことで、次の一年間に幸せがたくさん訪れると言われています。

 

 しかし、このお祭り。

 

 それでなくても毎日渋滞が激しすぎるムンバイ市街地で

最終日は普段の倍くらいの渋滞っぷり(お祭り見物含め)に加えて

ガネーシャを流す人でビーチ界隈は驚くほどの大混雑。

わたしたちは普段30分で着く道が、2時間ほどかかりました…!

しかもお祭り最終日はドライデーになりますので、レストランでも

お酒を提供してくれないので、要注意です!(笑)

 美食天国台湾

 台湾いきたいわん!

 きっかけは某雑誌の台湾特集。

 

 週末step out to Taiwan。

 その時のテーマは「おいしいものめぐり+恋愛成就(!)」。

このために時間をかけて、にぎやかに計画を練りました♪

 

 私たちは金曜お休みを取って、お昼ごろの飛行機で台湾へ~。

ホテルにチェックイン後、すぐに夜市でビール片手に胡椒餅からスタート。

有名な台北士林夜市ではなく、松山空港近くの夜市に行きまして

入口で500mlのビールを買って、(夜市内にはお酒が売ってない)

飲みながら、焼き立てアツアツをほおばっていると

知らないおばちゃんが「これどこで売ってるの?」とビールを指さして

聞いてくるほどのベストコンビネーションです(笑)

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そのまま夜市を歩きながら出来たての串焼きをたべて

フラッと入ったお店で麺をすする(これがまたおいしい!)。

 

もちろんデザートには冰讃(ピンザン)のマンゴーかき氷も忘れません♡

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 次の日の朝は5時起きで、豆漿(ドウジャン)とよばれる

豆乳ベースの朝食を食べるために並び

<阜杭豆漿(Fu Hang Dou Jiang)http://www.taipeinavi.com/food/28/ >

甘い豆乳と塩っぽい豆乳がありますが、私は塩っぽい方を注文。

干しエビや干し魚の出汁が豆乳の下にあるので、混ぜながらたべます。

いずれも温かいので、食感はゆるめの茶碗蒸し!

これに油条(ヨウティアオ)と呼ばれる揚げパン(?)を浸すと美味。

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 その後は恋愛成就の神様へめちゃめちゃ気合を入れて願かけ!!(笑)

街を散策しながら、お昼は京鼎樓で小龍包。

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 午後は九ふん(にんべんに”分)日帰りツアーを決めて

とっぷり日が暮れるまで中国茶を飲んだり、夜景を楽しんで。

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 もちろん、マンゴーかき氷や生マンゴーもたっぷり満喫して

日曜の夕方には羽田に着くことができます。

 

 文字と写真だけだと、なんだか慌ただしい感じがしますが

それでも意外にゆったりとする時間もあって

マッサージなんかも行けたりしたかもしれないですね(笑)

 

 台湾松山空港は、桃園空港と違って空港から市内にとても近いので

(桃園から台北までは渋滞次第ですが1時間程度かかった記憶が…)

ショートトリップには羽田-松山線が時間を無駄なく使えておススメです♪

Weekend Travel

 お仕事をするようになってから

 学生の時にもっと旅行に行っておけばよかったなあ~、と

思う時があります。

 自由に使える時間はいくらでもあった(逆にお金はなかった)のに

もしバックパックでたびに出ていたら、今はどんな仕事に

就いていたかなあ…なんて考えます。

 

 意外に週末を使えば、近場に飛んでいけるんですよね。

プラス1日お休みが取れたらなお良し。

定番の韓国のほか、台湾や香港にフィリピン、グアム。

ちょっと頑張ってシンガポールくらいまでは射程距離な気がします。

 

 原油が下がっているので、今ではほとんどの航空会社が

燃油サーチャージを撤廃しているのと、円高シフト気味なので

海外には気分的に行けそうな良い機会かもしれないですね。

(日系各社PRはこちら↓)

国際線旅客「燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)」を改定|プレスリリース|企業情報|ANA

2016年02月09日 国際線「燃油特別付加運賃」が不要に(4月~5月発券分)

 

 今年のゴールデンウイークは上手く休めば10連休ですし

連休明けには航空券やツアーの価格もぐっと下がる時期ですので

さわやかな初夏の週末、フラッとたびにでて海外でリフレッシュするのも良いですね!

大人の火遊び便利グッズ

 先述のサンホセの火祭り限定ですが

 あった方がいいものをいくつかご紹介しますね。

 

1)メガネ

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ファリャが燃えている時、灰やほこりが目に入るのを防ぎます

 

2)耳栓

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花火も爆竹も、笑える量使われます。

街の至る所でいきなり爆竹鳴りますし(子供のいたずら含む)

とにかく会話ができないレベルで鳴ります(笑)

 

3)ウインドブレーカー

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 ファリャが燃える時、石造りの家だと言っても

さすがに輻射熱がすごいので、

大きなファリャを燃やす現場には、放水車が何台もスタンバイします。

その水と灰とが混ざったものが結構風にのって飛んできますので

お召し物を汚したくない方は、あった方がいいです。

燃えてる現場にあまり近いと、気付いたら穴があいてることもあるかも…

お気を付け下さいね。

 

 お写真を撮る時は、フードもかぶっておいた方がいいと思います。

 お部屋に戻ってシャワーを浴びると、煤が頭から落ちてくることも(笑)

 

 この火祭りは宵っ張りなおまつりなので、

行かれる際は時間に余裕を持ったプランを立てることをおススメします(*^_^*)

 

大人の火遊び(本編/写真多め)

 サン・ホセの火祭りでは、

地区ごとにファリャと呼ばれる張り子が作られます。

このファリャがとてつもなく本気の完成度で、

その年の話題になった出来事をもとに、皮肉やユーモアに富んだ

デザインが見ものです。

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小さいものでは大人の背丈くらいのファリャから、

多いものだと大体5メートルくらい。

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そして、お祭りの最後に燃やされるファリャに至っては

10メートルはあるだろうというごっつい作品です。

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一年かけて作られるファリャのほとんどは、お祭りの最終日夕方から

真夜中にかけて燃やされます。

 

 ところで、マリア像に献花するパレードもとてもステキでして

巨大なマリア様の木像に、街中の女性(赤ちゃんからおばあちゃんまで)が

民族衣装を身にまとって献花します。

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 3~4歳のお嬢ちゃんから、ティーンの女の子たち

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キレイなおねえさんからお母さん、おばあさんまでみーんな。

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こんなに小さいちびっこ(寝てる…♡)も練り歩きます。

 

 この献花パレードはほぼ半日かけて行われるようで、

マリア像の献花が終わるまで見届けようと思いましたが

25時をまわった時点でさすがにギブアップ…(笑)

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 翌日同じ広場に見に行くと、できてました!マリア様!

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 本当に神々しいというか、息をのむってこういう時ですね。

恥ずかしいのですが、目に入った瞬間泣いちゃいました(笑)

 マリア様の御足下には、献花パレードで捧げられたお花がたくさん。

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 街いっぱいに花の香りが拡がって、時折フワッと漂う

オレンジの花の香り(バレンシアオレンジで有名ですね)。

こんなにステキな時期はないです。

 

 夜には毎晩花火が上がり、お祭りが終わるのは25時~26時。

その分朝はゆっくりで、お昼過ぎのマスクレータから始まります(笑)

 

 火祭りの最終日の夕方には、ファリャの足元や作品のいたるところに

爆竹や(燃やすための)引火材が仕込まれ始め

20時くらいから、小さなファリャが燃やされ始めます。

 私たちがステイしていた先の近くにも、結構大きなファリャがありました。

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この時点で23時(笑)

これが、

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こうなって

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こうなります。もう完全に火事です(笑)

火の粉や灰は舞ってくるし、炎の輻射熱もスゴイ。

 

 しかし、お祭り最大のファリャになると

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このくらい大きいので

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こんなに燃えます(炎の高さに注目です)。

写真だけみた方は、決してこれがお祭りとは思わないですよね(´ω`)

 

 一番大きなファリャが燃えたのは25時。

眠さも吹き飛ぶ迫力と歓声と熱気にしばし包まれました。

 

 バレンシアではこのお祭りが終わると、

いよいよ春本番となるそうです。

サンホセの火祭りは3月12~19日と、お日にちが決まっているので

今年は終わってしまいましたが、ぜひ来年行ってみて下さい。

 

 大人の火祭り、ハマりますよ?ヽ(・ω・)人(・ω・)ノ 

大人の火遊び(イントロダクション)

  先日のパエリア発祥の地、バレンシア

スペイン三大祭りの一つが行われることで有名です。

1)セビリアの春祭り

2)パンプローナ牛追い祭り

3)バレンシアの火祭り←これです

 

 バレンシアに行くにはどこかで乗り継がないとなのですが

わたしたちは一度フランス(パリ)に入って数日過ごした後

CDGからエールフランスバレンシアまで行きました。

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 本名は「サン・ホセの火祭り」と言い、キリストのお父様の日です。

調べるとキリストのお父様は大工職人の神様として知られており、

この日に古い木材等を集めて燃やす、いわゆるお焚き上げみたいな

イベントが古くからあったようです。

 それが今ではファリャと呼ばれる張り子を一年がかりで地区ごとに

製作し、それを最終日に全部燃やしてしまうというお祭りに。

 

 何かのタイミングで放送していたBS番組を見て以来、

ずっと行きたいなあと思い続けてかれこれ1-2年くらいだったでしょうか。

(おそらくこの番組を観たんだと思われます↓)

「LIFE 世界と踊る」BS-TBS

やっと時間的にもお休みをとれるタイミングができまして

年度末の忙しい時期に、空気を全く読まずに行ってきました。

 

 バレンシアには直行便はもちろんありませんので、

日本からだとパリやミュンヘンイスタンブール、ウイーン等からの

乗り換えで向かうことになります。

 バレンシア空港はこじんまりとしていて、市内まではタクシーで

2~30分程度。海外の空港だと妥当な距離ですね。

この頃の気温は25度くらい。

半そでで充分な、カラッとした気候です。

夜はその分、気温がグッと下がってきますので、調節できる

お洋服をお持ちになると良いと思います。

 

 実はバレンシアにはリヤドロの工場&博物館でも知られていまして

(カーニバル中はお休み)

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次回はココにも行ってみたいなあと。

バレンシア市内からはタクシーで15分くらいでつきます。

リヤドロミュージアム、という日本読みだと通じないので、

「ヤドロミュージアム」的な音で宿泊先のコンシェルジュさんに言うと

タクシーを手配してくれますよ。

(日本みたくササッと来ないので余裕を持ってどうぞ(笑))

 

ちょっと話題がずれたので、本篇は次に。ヽ(・ω・)人(・ω・)ノ

パエリア発祥の地

 みんな大好きスペイン料理

 タパスにアヒージョハモンセラーノ

チュロスなんかもスペイン料理ですが。

なんといってもパエリアが最強に有名ですよね。

 

 パエリアの発祥は、スペインの東側にある、バレンシアという

バレンシアオレンジで有名な所です)地方と言われています。

そもそもですがパエリアとは「フライパン」という意味なんだそうですね。

 2年前にバレンシアに、あるお祭りをどうしても見に行きたくて

行ってきたのですが、その時にオリジナルのパエリアを頂いてきました♪

 

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 私たちが訪れたのはバレンシアでも比較的歴史の古いレストランで

天井が非常に高く、趣のあるお店でした。

 元々のパエリアはジビエ色が強く、さまざまな地方に合った食材で

多くのバリエーションが生まれたと教えてくれました。

なのでオリジナルのパエリアは鶏肉ではなくウサギ肉。

ムール貝やイカは(バレンシアでは)入っていません。

どちらかと言うとインゲン(日本のより太い)やパプリカを

多く入れたお野菜系の構成。そして

 

 元祖パエリアの最大ポイント、エスカルゴカタツムリ(号泣)。

 

 エスカルゴはまだビジュアル的に何とかごまかせますが

カタツムリはだいぶムリ・・・(泣)

ルックスもあのままの状態で鎮座されておりまして、

なかなか食べられずにギブアップしてしまいましたけど…(´ω`)

未体験のカタツムリを除けばはどれも滋味あふれた優しい味。

お米にお出汁もしっかり染み込んでて、味付けもしっかりおいしいです。

ぜひ、バレンシアに行かれた際はお試しくださいませ!

 

 改めてご紹介しますが、ココでは毎年、スペイン三大祭りの

ひとつが行われています。

 本当にステキな場所ですので、これはまた次回にゆっくり♪