お祈りアプリ
絶賛ラマダン中にトルコに行った私の話をします。
日本人の私は「じゃあ私ランチしてくるね~」なんて言えず
滞在期間中はほぼラマダン(お祈りなし)をしていました。
車で移動中、仕事はもちろん、いろいろな話をするのですが
「ラマダンってなんでするか知ってる?」と聞かれました。
みなさんはなぜラマダンを彼らが行うか、ご存知ですか?
彼曰く「断食をして一種の飢餓状態を疑似体験することで、
例えば常にそのような境遇に遭っている人の気持ちを共有して
命を頂いている事に敬意を表し、生きている事に感謝する」のだとか。
なので、日没の食事、イフタールではみんなが食事を分けあったり
お店でもおなかいっぱい振るまってくれたりするのですね。
夕方、日没が近くなると皆さんレストランにわらわらと集まり
イフタール(日没後の食事)を摂りに来ます。
ムスリムではない私は、日中お水も遠慮して飲めない状態なので
目の前においしいお料理が置かれたままの状態で
(はやく食べたいしのみたい…)Oo.(>_<)
これしか考えられません(笑)
「もういいんじゃない?もう日が沈んだんじゃない?」と聞くと
おもむろにiPhoneを取り出し、アプリを立ち上げて
「いや、あと3分ある。まだ食べられない。」
……3分……?!
もう食べようよ……っていうか私、ムスリムじゃないし……(笑)
どうやらこのスマートフォンご時世、とても便利なアプリがあるようで
お祈りの時間と方角、日没と日の出の時刻をGPSで判別して
教えてくれるんだそうです。
イスラム暦で行われるので、大体毎年一週間ずつくらい、
開催週が早くなっていきます。
なので夏は大変。特に高緯度に住むムスリムの方は(例えばドイツとか)
日の出(3時頃)から日没(22時前)まで何ものまず食べずで
過ごさないといけないそうです。大変だ……
ちなみに今年のラマダンは、6月6日から7月5日です。
ご旅行計画されている方は、ご注意くださいね。